2001/08/21 更新
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みどり色のカサを雨にかざしてみれば オレンジ色のしずくこぼれるかな 雨に唄って行けば 時計も音をたてて ゆらゆらゆれています 空のリズムとともに
そうさ、かざすカサのかたわらには きっとお前さんがいるはずなのですよ ちょいと濡れるのだって 今夜の想い出なのさ 雨が降ります 赤坂に もつれ歩くはどうでもいい女たち 白玉粉のオバケ 時には洗い流しなさい …と、いうわけで、従って僕は入れてやらない 雨が降ります 赤坂に 濡れにぞ濡れし 色は変わらじ オバケ変わらず 見つめるぼくも濡れきれず さりとて乾くでなしの小雨まじりの曇り空の夜です カバンの中にしまいこむ |
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