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パソコンと私

「社団法人リウマチ友の会埼玉支部創立30周年記念誌」より

2002年5月24日 更新

坂戸市 綿貫正枝

 リウマチ歴32年、両ひざと右股関節は人工関節です。一昨年からは、リウマチで腰の骨が2カ所つぶれてしまい、腰が曲がるのと同時に痛みだした座骨神経痛のせいでしょうか、台所の立ち仕事や歩行もきつくなってしまいました。介護保険のヘルパーさんに週3回家事援助していただきながら、休みの日は主人の手も借りて、現在生活しています。

 今も、車を運転して外出は出来るのですが、車を降りた後は、車いすの介助が必要になってきた自分に、なにかモヤモヤとした気持ちでいた時に、障害者へのパソコンサポートをしている「坂戸パソコンボランティア」が開催した「パソコン体験講座」に参加したことがきっかけでパソコンの購入に踏み切れました。昨年、友の会でのパソコン講習会の時から、欲しいとは思っていたのですが、どんなものがいいのか決めかねて、結局そのままになっていたのです。しかし、パソコンボランティアの人たちが電気屋さんまで同行してくれ、購入する機種のアドバイスとその後の設定のサポートまでしてくださったのです。

 それから3カ月たって、外国にいる友人とのメール交換やインターネットで旅行の下調べをしたり、花の図鑑を見たり、暑中お見舞いのカードも送ったりしています。時には、ゲームに夢中になったり。テーブルの片隅に置いてあるパソコンで、こんなにも毎日の生活が楽しくなるなんて思ってもみませんでした。この文章も、音声入力というシステムで声で作っています。これは指先がうまく使えない私には、なによりの力強い味方です。郵便局やポストに足を運ばなくても、メールで友人と頻繁に交流できるようになったことも、うれしい事のひとつです。これからも、パソコンともっと触れ合いながら、生活を豊かにしていければと願っています。私のメールアドレスは ma-w@rapid.ocn.ne.jp ですので、よろしかったらどうぞ。


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