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ふれあい広場2001に参加して

「ふれあい広場2001」報告集より

2002年6月3日 登録

坂戸パソコンボランティア 綿貫正枝

 秋空の下で行なわれた「ふれあい広場」に、坂戸パソボラ会員として初めて参加しました。車イスの私はお手伝いもままならないのですが、テントに居てくれるだけでもボランティアになるから…との先輩の言葉に励まされての参加でした。テントには、名刺の作成を希望される方や、画面を音声で読み上げることで視覚障害の方がパソコンを操作している様子を見学される方、また入会希望される方などとてもにぎやかで、その応対に先輩会員は忙しく動き回っていました。その光景を習い始めたばかりのデジカメを持参して撮りました。このような楽しみを持てるようになったのも、パソボラのみなさんのおかげです。

 私がパソコンに初めて触れたのは、昨年7月に行われた「肢体障害者のためのパソコン体験講座」のときでした。ワ−プロを少しだけかじっただけの私でしたので、キーボードのどこに何があるのかもわからない状態でした。そんな私で、しかもまだパソコンを持っていなかったので講座から帰ったら、しばらくするうちに忘れてしまったのです。その後、今年の3月に市民体育館で「市民の集いパート2」があったので参加したところ、パソボラが障害者も使いやすいパソコンの体験コーナーを設けていたので見に行きました。すると、8ヶ月ぶりにパソボラ岩渕さんにお会いしたので、思い切ってパソコンの購入について相談してみました。

 そして、4月29日、とうとう念願のパソコンを手にすることができました。これもパソボラのみなさんのおかげです。喋った声で文章を入れることができる方法を教えていただき、手が不自由な私は大助かりしています。それを今年の7月も行われた「肢体不自由者のためのパソコン体験講座」に参加したときに、みなさんにご披露することができました。

 そのときの講座で、私たち肢体障害者がパソコンを使うための工夫をパソボラのみなさんがしてくれていることに感激しました。そんな工夫のひとつとして、音声での入力をみなさんの前で紹介させていただいたところ、音声で入力がうまくいっていることをみなさんが驚かれ、ちょっぴり嬉しくなりました。みなさんがマンツーマンで丁寧に教えてくれているうちに2時間があっという間に楽しく経っていました。講座が終わったときには、私もパソボラのお仲間に入っていました。

 今年のふれあい広場には、私のパソコンをもって参加しました。そのときにもパソボラの先輩から、自分で形を作った車イスマークの出し方を教えていただきました。パソボラの会員になってたくさんの方と知り合うことができましたし、ふれあい広場パソボラのテントでもいろいろな方とお話することができました。パソコンは私の世界を広げてくれる大事な道具だと思います。そして、パソボラは私の世界を広げるために手助けしてくれる大切なお仲間だと思います。障害をもった私の仲間たちにも、この大切な経験を話してみたいと思っています。


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