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勝又 和夫

日本障害者協議会  Japan Council on Disability

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0829日更新

勝又和夫さんの写真

(代表)

社団法人ゼンコロ会長

正論とアクションの重さ

前期2005年は覚悟のないままに代表の座に就くことになり、瞬く間に2年間が過ぎた感がします。

この2年間は障害者自立支援法との真っ向からの向かい合いの期間であり、何百人単位から1万人を超える単位までの講演会や集会、示威行動などこの法のもつ基本的な問題点と向かい合った2年でもありました。いくつかの調査活動も実施し、私たちとしては常にこの法の問題点や矛盾点について障害当事者の立場を中心に、事業者の視点からもその問題点を指摘し、行動に移してきました。

2007年度は始まったばかりですが、法施行後3年後の見直しに向けた意見表明や国連で採択された障害者権利条約の批准と国内法制のみなおしに向けて活動を開始しています。会員のみならず障害者問題に携わるより多くの皆様のご協力と参加を得て、わが国の障害者福祉のあり様について欧米先進国の水準まで到達させるべくこれからの2年に立ち向かっていきたいと決意を新たにしております。

日本障害フォ−ラムやイエロ−リボンバッチの活動に象徴されるように、障害者福祉の問題を如何に社会全体のものにしていくかが私たちには問われています。財政再建に名を借りた福祉水準の切り下げは、この国を弱くて脆いものにする道でもあります。

憲法25条や27条の定めを正面に掲げなくとも国民の多くの方の理解を得て、「この国に生まれたる幸せ」を誰もが甘受できる社会にしていくために、特に多くの困難を有する障害のある方々の幸せのために努力していきたいと思っております。

2期目を迎えたこの協議会の代表としての役割を自覚し、多くの皆様のご協力とご理解を賜り、この職責を全うしたいと願っております。どうかこうした思いが叶うようご尽力賜りますようお願い申し上げます。(かつまた かずお)

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