東川　悦子

（副代表）

日本脳外傷友の会理事長

役員就任の言葉

新参者の私がＪＤの副代表になど、力不足と思いながら、３期目の役員をお引き受けする羽目になってしまった。

取り巻く課題は重大問題ばかりである。障害者自立支援法の見直し、基本法改定、権利条約批准、加えて政局の混乱、選挙も間近い。

碌な審議も行われないまま衆議院を通過してしまった、臓器移植法改正案。脳死を人の死とするということになり、脳死寸前で蘇った息子や娘、夫や妻を抱えて、谷間問題の解消を目指して、日々活動してきた私たち日本脳外傷友の会としては、複雑な心境である。

私個人としてはＡ案には断固反対である。国会で十分な審議がされないこともさることながら様々な医療問題が、沸騰しているにもかかわらず、ＪＤの中で、まともに取り上げられないことを非常に残念に思っていた。会員団体であるリハ医学会をはじめ職能団体のご意見もたまにはお聞きしたいものと思っている。（ひがしかわ　えつこ）

役員、顧問体制へ