日本障害者協議会 Japan Council on Disability
09年7月2日更新
22年前ボランティアグループの仲間と、精神障害者の作業所を開所した。作業所だから作業をしなくてはいけないといわれたが、ニーズは安心して居られる場所だった。そこから行政との戦いが始まった。
一般就労したい人達が2つ目の作業所を作り、少しでも安定した運営ができるようにと、小規模通所授産になるために皆で1,000万円集めて法人を立ち上げた。その途端に厚労省に梯子をはずされ、ま、1,000万円で社会福祉法人格がとれたのだからいいか、と。
息つく暇もなく自立支援法になり、小規模通所授産は就労継続B型へ。残しておいた1番目の作業所も地域活動センターへ移行。始めた頃は国内にお手本もなく、トリエステへ、ヴィレッジへと足を運んだが、どこでも「日本でどうしたらできるか」という問いには、「そういう議員を選んだのはあなたの一票でしょ」と言われる。
今、JDには仲間がいて、情報があり、日本の障害者問題の最先端を一緒に考えていくことができる。何とも心強い。(かとう ふさこ)