日本障害者協議会 Japan Council on Disability
09年7月2日更新
社団法人ゼンコロ会長
2005年の協議員総会において、突然のごとく代表指名を受けてあっという間に4年の歳月が通り過ぎていった感がします。
この4年間を振り返ると障害者福祉は激動の中にあり、日比谷公会堂や日比谷野外音楽堂を中心とする集会が2005年は6,800人、2006年には15,000人、2007年6,500人、2008年6,500人と毎年多くの方々のエネルギーの怒りが常に障害者福祉のあり方に向けられ、この波は全国各地での集会の拡大や「障害者自立支援法訴訟」を生み、全国福祉保育労働組合によるILO159号条約の違反申立てへの支援といった活動にもつながって行きました。矢継ぎ早に起きる障害者福祉施策の後退に、その都度敏感に反応し行動してきた4年間でもありました。
これからの2年間はこれまでの集大成の意味を持つと思いますし、何よりも国連の障害者権利条約の批准を如何に高いレベルで成し遂げるかが問われる時期でもあり、障害者問題を核としつつも一般市民を含めたセーフティネットの新たな構築活動など広く社会全般の問題に一石を投じていく必要があります。
こうした思いを基本に新たな任期を全うすることで、この期をもって次の世代にバトンタッチできるように精一杯頑張りたいと思います。(かつまた かずお)