日本障害者協議会 Japan Council on Disability
08年8月29日更新
私は再度代表推薦の理事として総務委員会の副委員長に就任致しました。職責を全うするように粉骨砕身頑張って、本組織の組織・財政と言う大きくて難解な課題に取り組む所存です。
私は現在六十六歳直前の脳性麻痺と言う全身障害を持つ高齢障害者です。ですけれども、リタイアの見通しは現在のところ全く無く、毎日朝早くから出勤して気合いを入れて働いています。脳性麻痺者としてはかなり貴重な存在だと思っています。
かつて都庁の職員として働いていた時のお話ですが、一九八一年の国際障害者年に当たって私は都庁の「障害を持つ組合員懇談会」の結成に携わりまして、結果上部団体の組織の全国代表幹事に就任して、全国の自治体の組合のオルグをして歩き回っていました。
上部団体と言うのは、今社会保険庁の年金問題で悪役扱いされている「自治労」ですが、その問題は置いておくとして、障害を持って働く障害組合員は、公務員労働者と言えども労働条件等には問題があり、信じられないような実態があることを知ることとなりました。結局、この全国代表幹事を十年間務めることとなりました。幾つかの差別的な扱いを当局に撤回させたり、不当解雇直前の組合員の復職を勝ち取ったりもしました。私は今後も障害者の雇用・就労にこだわりたいと考えています。(はるだ ふみお)