日本障害者協議会 Japan Council on Disability
08年8月29日更新
何年か前、JDF発足の後JDは発展的解散ができるのかと思われた時期がありました。それはそれで喜ばしい事だと感じていましたが、昨今、「どうもそうはいかないぞ」という場面が多々あるのです。
それにつけても私自身、「障害のある人も、ない人も共に住み良いまちづくり」と深く考えもしないでずっと言って来ていますが、実質、何と難しいことでしょうと、つくづくわかって来ました。介護保険統合問題しかり、自立支援法しかり、各々の立場に依っては正反対の賛成・反対の意見があるのだという事を目の当たりにしてしまったのです。「障害のある人もない人も」どころか、障害者団体間でもあるのです。
理事になり、各立場の論客様方から直に拝聴する機会も増え、熱が入れば入る程、危機感を覚えます。皆が(自分が?)幸せになりたいと思って戦争が起ってしまう事の多い世の中(国と国でも、家庭の中でも)どうしても利害関係が反してしまうのでしょうか?要望書ひとつにしてもまとまらないのです。とことん話し合っても解決せず、本質には触れず、最大公約数で一致するところにのみ焦点を当てて、そっとそっと笑顔でいるのが大人社会なのでしょうね。
こんな今だからこそ、せめてJD理事会ではお互いにきちんと言いたいことを言い、さらに企画委員としてそんな企画をし、全ての会員の連帯を強くしていきたいと思います。
なーんか、いい年のワリに甘いかなと感じつつ。(かとう ふさこ)