「『百人一首の目次』の行間、広い所があるね」と主人。
「作者の名前が長いので2行になっちゃったからだよ」
「じゃあ、略称にすれば?」
「略称って何? どこで切るの?」
「わかんない…」
「え~~ いい加減~」
それで、目次の作者の欄は『本名』を載せることにしました。
76番作者、法性寺入道前関白太政大臣は藤原忠道、
91番作者、後京極摂政前太政大臣は藤原良経。
ちなみに藤原忠道さんは藤原良経さんのお祖父さんでした。
名前と言えば、93番作者、鎌倉右大臣は、源実朝なのですね。
昔、鎌倉に遊びに行った時、鶴岡八幡宮の大銀杏を見上げながら教わった彼の最期を思うと、
歌の印象も、なおさら切ないものになります。