終わりに、田中カッチンさんと同様、JDプロジェクトの一員であり、川崎パソコンサポートボランティア代表でもある梅垣正宏さん(通称Umeさん)がラジオを通して語った次の言葉をもって、今回の「パソコンボランティア入門」の、まとめにかえたいと思います。
ネットワークでつながっている人たちは、もうつながっているんだからサポート要らないんですよ。電子メール出せる人なんてのは、もう、ある意味ではサポート要らない人なんです。で、もっと言えば、電話も出来ない人たちが一番サポートのほしい人たちですよね。
そういう人たちってのは移動の制限もありますから、やっぱしその人の家に行くってことが必要だし、どんな生活の中でパソコンが使われていて、どんな機種をどうやって使っているかってのがですね。具体的に見えてこないと、もう紋切り型の返答しか出来ないんです。実際には、それではうまく直らないってことがあります。
で、障害をもっている人と実際に一緒になってキーボードを打ってみたりすると、やっぱりちょっと離れた距離でですね、接しているのとは違う、友達感覚ってのが生まれてくるんですね。友達になって楽しむってのがボランティアにとってすごく大事なことだし、いろんな人が関わって自分のパソコンの知識を増やしてほしいなって思います。
と、「まとめ」にかえてみましたが、川崎パソボラ代表の「お言葉」が締めくくりでは立派すぎて私には…の人もいるかと思います。そこで、坂戸パソボラのふつーの会員さんである横須賀文子さんのサポートの感想を紹介します。
近藤さん、綿貫さん、こちらこそありがとうございました。私の方こそ、良い勉強をさせてもらったと思っています。
また、近藤さんと私の共通した感想として、初心者ならではの綿貫さんの視点は、とても力になったことを付け加えておきます。
もしも、これを読んでいる会員の中で、自分は初心者だからとサポート参加を遠慮している人がいたとしたら、とてももったいないことです。
サポート現場を生で見られるなんて、パソボラ会員の美味しい部分だと思いませんか? そのときはチンプンカンプンでも、半年後、1年後にそう言えばあのときのあの場面はと、思い出すことがひとつでもあれば、参加して良かったと思えるはずですから。
実際、えらそーにこんなことを書いている私自身も、立派な初心者なんです。
いかがだったでしょうか。ここまで色々と語ってきましたが、では具体的にどうすればいいか、次の一歩をどう進めたらいいかで、また悩んでしまった人もいるでしょう。
大丈夫です。色々な地域に、既にパソコンボランティアとして活動しているグループがあります。悩むのは後にして、お近くのパソボラに参加し、サポートの要請に応えていきましょう。
グループが無かったら、あなたの地域であなたが最初のパソコンボランティアになりましょう。そして、パソボラへの参加を呼びかけましょう。今のあなたにできることが、確実にあります。あなたも今日からパソコンボランティアです。